5月も下旬になると【安寧の家】の庭には次々と宿根草や樹木の花が咲き初め気が付けば実を付けていたりと季節の移ろいを毎日感じる場所となっております。
初夏のモデルガーデンの花達を一部ですが、ご紹介します。
※ネペタ ラセモサ ブルーワンダー
・シソ科 耐寒性多年草
・花期 5~9月 草丈 40~80㎝ W90㎝
通称「キャットミント」と呼ばれる「キャットニップ」とは品種が違うようですが葉から特徴のある香りがあります。
明るく水はけの良い場所を好みます。蒸れに弱いので定期的に切り詰めましょう。そうすれば冬までに何度か花を咲かせます。
群植するとラベンダー色の海のようになりますし、ロックガーデンや花壇の縁取りにもオススメです。
※西洋テマリシモツケ・ディアボロ
・バラ科 落葉低木
・花期 5月 樹高 2~3m
紫葉が美しい品種。淡いピンクの毛玉のような花とのバランスは花壇に気品を与えてくれます。
花後、袋状の小果が集まった赤実も切り枝素材として楽しめます。花壇の背景樹に最適です。
※シモツケ ホワイトゴールド
・バラ科 落葉低木
・花期 6~7月 樹高 40~80㎝ W 40~80㎝
明るいライムグリーンと白花との組み合わせが爽やかさを演出します。シモツケ特有の毛玉のような花は他の花木には無い個性があります。
日向では長期間きれいな葉色を保ち、秋には赤く紅葉します。四季を通して楽しめる優秀なカラーリーフです。
生育が早く姿が乱れやすいので、花後にコンパクトに剪定すると来年の花付きが良くなります。
※アルケミラ モリス
・バラ科 耐寒性多年草
・花期 5~7月 草丈 30~60㎝ W30~60㎝
レモンイエローのレースのような花とかわいらしい葉が特徴の「アルケミラモリス」はイングリッシュガーデンの定番です。
ヨーロッパでは古くから親しまれハーブや化粧水として使用され、その効用から「レディースマントル(聖母マリアのマント)」の別名があります。
どこに植えても存在感がありますし秋には再び茂り黄色の紅葉が楽しめます。
こちらも成長すると巾も広がり蒸れも起こしやすいので花後に短く切り戻しをして風通しを良くします。
※ギボウシ
・ユリ科(リュウゼツラン科) 耐寒性多年草
・花期 6~7月(1日花) 草丈 20~100㎝~
暑さ寒さに強く、メンテナンスも楽な割にゴージャスな雰囲気を演出でき日陰のカラーリーフとして人気の植物です。
乾燥や強い日差しが苦手なので半日蔭のスペースにお勧めです。葉色や葉の大きさは様々で明るい色の種類は日陰を明るくします。
大型品種の場合2m近く広がる品種もあるので選ぶ際は草丈を確認するようにしましょう。
また、植物全体に毒性のアルカロイドを含有しており誤食すると嘔吐、下痢、血圧降下、けいれんなどの中毒症状をおこしますので注意が必要です。
(食用ギボウシとは別品種)
この記事を書いた人
千田弘子
何事においても準備万端を心掛けています。