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料理名のあれこれ

私たちの周りには実に様々な料理がありますね。そんな料理の名前にフォーカスしてみましょう。

その中から、「カルボナーラ」「チゲ」「油淋鶏」について諸説あると思いますが、触れてみたいと思います。

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始めに「カルボナーラ」です。カルボナーラと言えば卵黄と生クリームで作った、濃厚なソースをかけるパスタです。

しかし、カルボナーラという本来の意味は全く違い、もともと炭を意味するカルボーネというイタリア語が由来となっていて、

たっぷりかけた黒コショウが、まるで炭をかけたように見えることから、カルボナーラという名前になったと言われています。

また、本場のカルボナーラは、生クリームは使用せず・卵(卵黄または全卵)・パンチェッタ(塩漬けの豚バラ肉)

ペコリーノロマーノ(チーズ)・黒胡椒で作るそうです。

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次に、「チゲ」という言葉ですが、これは「辛い」という間違った使い方や、お店のメニューも間違っていることが多いです。

そもそもチゲという言葉は韓国語で「鍋」という意味であり、辛いという意味はなく、

間違ったメニューや商品名でチゲ鍋(鍋鍋)とかチゲ味ラーメン(鍋味ラーメン)といった頓珍漢な名前の付け方をしている場合が多々あります。        

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最後に「油淋鶏」(ユーリンチー)です。こちらのメニューもよく聞く名前ですね。

ただ、鶏のから揚げに甘酢ソースをかけたものを「油淋鶏」として提供しているのが一般的ですが、本来は調理法も異なります。

「油淋鶏」という名前ですが、これは調理法を表しています。「油」はもちろん油、「淋」はかける、「鶏」は鶏肉です。

つまり鶏肉に油をかけながら火を通し調理するという意味です。

本来は、骨付きの鶏肉に水あめを塗り、水あめが乾いたら、熱した油を鶏肉にかけて少しずつ火を通し、

十分火が通ったらぶつ切りにして食べるというのが、本来の調理法と言われています。唐揚げとは似ても似つかない料理です。

ただし、お肉に火が十分通るまでに20分前後を要するので、下処理まで入れるとオーダーを受けてから提供まで、かなりの時間がかかりすぎるのが難点です。

 

料理名に限らず、本来の意味とは違った言い方をしている場合というのは、日本だけではなくどこの国でもあると思います。

例えば、坂本九さんの「上を向いて歩こう」という曲もアメリカでは、すき焼き=日本というイメージが強いことから「SUKIYAKI」という曲名になったようです。

いまは、検索すれば大概の事は調べられますので、興味を持ったことに対して本来の意味を知る事や深堀りする事も大事なのかもしれません。

この記事を書いた人

北條京

北條京

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