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STORY

お父様が残した家の面影はそのままで

リフォームが家族を繋ぐ

3月下旬、5年前に大規模リフォームしたY様宅の住み心地を伺いにご訪問しました。奥様は最近お気に入りというアロマオイルをたいて迎えて下さいました。

Y様はお子様が巣だち、ご夫婦とお母様の3人の暮らしになられたタイミングで、お父様が残したこの家をこれからも住み継ぎたいと、工事を決断されました。

工事の規模は、1・2階合わせて約52坪。残り20坪の3間の和室には手を付けず、工事中は荷物を全てそちらへ移し工事しました。家の面影は変えないよう外観はできるだけ残し、内側はスケルトンにして耐震と断熱気密工事を施しました。各部屋区切られていた間仕切りも、建物に逆らわないよう気を付けながら、暮らしやすく繋げたり、変更したりして全く新しい動線になりました。帰省してくるお子様たちも、すっかり変わった動線に大変驚かれたそうです。

リビング・ダイニング・キッチンを一体型に

和室の欄間(らんま)を玄関ホールに使用

暖房は、建物が広いので、高温で温める灯油のFFストーブを2台と、必要に応じてエアコンを採用しました。今年は大変光熱費が高騰しましたので、光熱費を伺ったところ、「一番寒い2月、息子家族3人を含み6人で日中も在宅していたのだけど、灯油1万7千円、電気4万円、"10万円越えた"いう話を聞くから、52坪ですので、安い方だったのではないでしょうか?」とのことでした。

これまでは、親戚が集まっても寒いからと温泉へ部屋をとっていたそうですが、リフォーム後は、家に泊めることができたそう。「叔母たちが並んで外を眺めながら話している様子は、とてもなごやかで、こういう場所を作れて良かった」と思ったそうです。

Y様は、「思い立った時にリフォームして良かった。いくらでも若い時にやったほうがいい。今だったらとっても無理。母のことを考えても、子供達のことにしても、リフォームして本当に良かった」とおっしゃっていました。

リビング・ダイニング・キッチンを一体型に

和室の欄間(らんま)を玄関ホールに使用

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